韓国ミュージカル☆ライフ

韓国ミュージカルを楽しみつくすブログ

ミュージカル「スリル・ミー」(2017年・韓国キャスト)を2回(以上)見るなら「スリラーカード」を作ろう!

みなさまいかがお過ごしでしょうか。日本版フランケンロスも癒えぬままに、次なる「スリルミー」沼(韓国版)に沈んでいらっしゃるやもしれません。そんな皆様はすでにご存じやもしれませんが。劇場に日々「通勤」する人々のためのスタンプカードが、今回も発行されております。このカード、2回目観覧時から発行が可能とのことですので、観覧記念にお好みのペアのカードを集めてはいかがでしょうか。ちなみに、ミュージカル「スリル・ミー」は2017年2月14日から5月28日まで、サムソン駅から歩いていける「ベガムアートホール」にて上演中でございます。ということで、カードシステムの全貌は以下(大げさ)。

好きなペアが選べるカードは6種類

さてさて、スリルミーカード、英語名称(?)Thrill-er CARDの発行方法や特典の説明がYES24のホームページなどに以下のように掲載されております。しかしこの部分は画像になっていますので、翻訳機の守備範囲を超えてしまい「なんだか素敵なことがかいてあるように思えるけど、日本語になってくれない!」と韓国語辞書を引っ張り出したかたもおられるかもしれません。というわけで、スリルミーを週末4回見るよ、という方に「せっかくだからお好きなペアのスタンプカードをもらってはいかが」とおせっかいを焼くために、以下に内容を翻訳してみました。どんなスタンプなのかも楽しみですね!

f:id:pokos:20170226195019g:plainスリルミー再観覧カード(Thrill-er Card案内)

カード発給方法

  • 二回目観覧時から発給可能であり、有料チケットに限る
  • MDブースで1回目観覧チケットと2回目観覧チケットを確認後発給
  • 再観覧カードはペア別、全6種であり、お好きなペアカード発行が可能。

スリラーカード使用案内

  • スタンプ捺印は1回あたり有料チケット1枚に限り可能(同一回での重複不可)
  • 当日の公演に限りスタンプ可能(以前の回のスタンプは不可)
  • ペア別、公演ごとに定められたスタンプで捺印され、ペア別のスタンプは追って公開されます。
  • 複数枚数のカードを合算することはできません
  • 紛失及び毀損されたカードの再発行はできません
  • 割引券、R席予約券などのプレゼントはMDブースで確認後、受けとり可能です。

割引券

インターパーク、YES24で予約時「スリルミーカード30%Or40%割引」券を選択、観覧当日現地にて割引券提示(未提示の場合は差額が発生します)

R席無料観覧券

該当する観覧日の少なくとも3日前までに電話予約後、使用可能。ただし、残席に限り予約可能。売り切れ時は使用不可能

スリラーカード特典(恩恵)使用案内

  • スリラーカード特典(恩恵)は2017年5月7日まで受け取り可能
  • 割引券及び交換券使用可能期間は2017年5月14日公演までです

ということで、おそらく日本から観覧に行かれるかたは「有料チケット」(招待券などではない、自分で購入したチケット)で行かれることでしょうから、2回目にはチケットを握りしめて、お気に入りのペアのスタンプカードをもらっちゃいましょう!ただし、スタンプの合算はしませんということなので、ガッツリスタンプを集めるよと言う方はご注意を。スタンプカードを集めることを優先するか、スタンプを集めるか、悩みどころですね・・って何回いくのだ!

ちなみに、ベガムのMDショップは光速で閉まるので、その点もご注意あれ。

超小ネタ-ミュージカル「フランケンシュタイン」名台詞、「クマ、オイシイ」の?

韓国の創作ミュージカル「フランケンシュタイン」日本キャストでの公演が、ついに最終の地名古屋へ!もう千秋楽をむかえたペア・俳優さんもいらっしゃる。こうなったら、直ちに再演してくださいホリプロ東宝さま。韓国版の再演も希望。忠武アートホールさん、頼みまするー!

さて、今回の日本での「フランケンシュタイン」では、日生劇場(東京)にはじまり、梅田芸術劇場(大阪)、キャナルシティ劇場(福岡)、愛知県芸術劇場(愛知)の各劇場でクマ(の人形・ぬいぐるみなどなど)がカンパニーをお出迎えし、MDショップでは北海道名物(なのか?)クマ・カレーがお目見えするというクマ祭りが展開。それはひとえに、劇中で怪物がカトリーヌと心通わせるシーンでの台詞「くま・すきなの?」「くま!おいしい!」の力によるものなのでございます。韓国版ではここまでこの台詞がクローズアップされたことがあっただろうか。いやない(たぶん)。

https://image-proxy.namuwikiusercontent.com/r/http%3A%2F%2F66.media.tumblr.com%2Ftumblr_ltasfzJWy31qb3ddoo1_500.jpg

(ナムWiki クマ肉より)

この台詞のPPL(劇中で商品を広告する手法)広告としての効果は絶大だったようで(いや、PPLじゃないけど)、MDショップのクマ・カレーは品切れが相次ぎ、プチ・クマブームが発生したのでございます。だって、たしかめたくなるよね。クマ・オイシイかどうか。ちなみにクマ・カレーは2人前入りでずっしり缶。クマ・オモタイ。

韓国における熊肉

さて、ここからますますどうでもいい話になりますが。そういえば韓国ではクマたべるのかなという疑問がふとよぎりました。韓国のギャグ(なのか?)にコムタン(곰당)にクマ肉(コム・コギ곰고기)は入っていません、というのがありますが。コムタンのコムは「コウム・タン」という、長い時間かけてに出す料理の意味が転じて「コム」になったものらしい。ちなみにコム・タンといえば基本的には牛のスープでございましょう。

クマ肉に関していえば、1980年代に韓国では農家の所得増大策の一環としてクマの飼育を許可していた時期があるそうで。その後世界的なクマの流通が制限されていくなかで、クマ肉流通は法的に微妙なところに位置付けられるようになったそうです。クマの飼育を非合法化したい政府と、それならば、育てて来た熊のコストを保障してほしい農家のにらみ合いは続く・・。というわけで、韓国では、クマ肉は中風によい漢方として使われてきた歴史もあり、現在でもこうしたグレーな状況のまま保養食としてクマ肉が食べられているのだとか。しつこいようですが、コムタンにははいってません。

ちなみに、生肉を食べると寄生虫がいたりして危険らしいので、気を付けたほうがよいのだとか。怪物は寄生虫大丈夫だったのかな。

ミュージカル「スリル・ミー」(2017年・韓国キャスト)がはじまるよ!-10周年記念の超豪華キャストでこまっちゃう

ミュージカル「スリルミー」の韓国キャスト版が、2017年2月14日から(5月28日まで)始まりますね!「大学路の真正レジェンドミュージカル」と告知でたからかに宣言されているにもかかわらず、今回の劇場はベガムアートホール。大学路ではなく三成洞ですよ、ベガムは!ツッコミどころ満載です。一つの恋がおわった苦しさを忘れるためには、新しい恋が必要。そう、フランケン・ロスの人々はいっときましょう、スリル・ミー。新たな沼へ、GO!

(こっちのぬーまも、ふーかいぞー・・・)

今回は固定ペアだよ!

今年の韓国キャスト版「スリルミー」は、韓国初演から10周年記念ということもあり、超豪華キャスト。そもそもこの作品は、韓国ではミュージカルスターの登竜門といわれてもおり、かのリュ・ジョンハン先生にはじまり、きらぼしのようなミュージカルスターたちが「私」になったり「彼」になったりしてきたという歴史がございます。そして今年、この綺羅星たちが再び「スリルミー」に戻ってくる(リュ・ジョンハン先生はもどってこないけど)。その中には「伝説のペア」と呼ばれた「ウン・ム」ペアもふくまれております。「ウン・ム」とは、チェ・ジェウン(최재웅)のウンと、キム・ムヨル(김무열)のムをとった名称。そう、ミュージカル「ドリアングレイ」にも出演されていた、チェ・ジェウンさんです。

彼らは2012年に日本キャストで「スリルミー」が上演されたとき、日本で特別公演を行うために来日。瞬間的に再結成されたペアをみるために、韓国から海をわたったファンたちもすくなくなかったとか。しかしその後、もはや彼らを再び見ることはかなわないのか。涙にくれるファンたちの屍が累々とふりつもってはや数年(5年?)。そんな絶望の中にいたファンたちに今回の朗報なのでございます。そしてそこでは、壮絶なチケット争奪戦がくりひろげられることに・・。

もちろん制作会社もこうした争奪戦が繰り広げられ、チケットサイトに雪原が広がる(選択できる座席がない)状態に陥ることは必至とみこまれたのでしょう。無限に組み合わせが可能な配列で「彼」と「私」を投入するとうムチャはせず、固定ペアでの「スリルミー」キャスティングとなりました。

f:id:pokos:20170211203111g:plain

現在、3月下旬までの公演チケットが販売中ですが、この期間の公演は上の3ペアで回してまいります。「私」/「彼」の並びで、チェ・ジェウン/キム・ムヨル、チョン・サンユン/エノク、イ・チャンヨン/ソン・ウォングン。そう、以下のペア、カン・ピルソク/イ・ユル、チョン・ウクジン/チョン・ドンファ、キム・ジェボム/チョン・サンユンは、まだ見ることができないのです!

f:id:pokos:20170211203836g:plain

しかも、チョン・サンユンさんは前半は「私」、後半は「彼」となって出演するというサービス(?)まで。これは恐ろしいことです。何カ月にもわたって渡韓し続けないといけない沼であることは明白。再観覧割引を受けまくることになるとおもわれます。みなさま、チケットフォルダーのご用意を。・・・去年のチケット探さなきゃ。