小ネターチェ・ウヒョクさんの次回作!
ミュージカル「フランケンシュタイン」日本キャストで韓国版の「フランケンシュタイン」キャストに関心をもたれているかたも少なくないのでは・・と妄想する日々。パク・ウンテ、チョン・ドンソク、ハン・チサン俳優には、現在韓国で上演中のミュージカル「ファントム」や「デスノート」で出会うことが可能。ユ・ジュンサン俳優には「あの日々」アンコール公演が待ち受けております。で、多くの人がきになっていたのは「新アンリ」、再演時「アンリ/怪物」役にキャスティングされた脅威の大型新人、チェ・ウヒョクさんの次回作ではなかろうか、と。
「オール・シュック・アップ」のエルヴィス役の後、なかなか次回作のうわさが聞こえてこなかったチェ・ウヒョクさん。次回はなんとマクシム・ゴーリキーの古典戯曲のミュージカル「どん底」(注意これがタイトルですので。韓国語は「밑바닥에서ミッパダゲソ」)にきまりました!
1900年代初めのロシア社会の貧困層を描く原作の物語。だれが主人公というわけでもなく、筋もないゴーリキーの初期作品。ウヒョクさんが演じるのはワーシカ・ペペール。
(2005年版の画像)
ロシア演劇の古典として韓国では何度も演劇作品が上演されており、キム・スロプロジェクトでも扱われたことがある本作品。また、ミュージカル版は原作を基にして再創作された作品で、2005年に初演され大学路ミュージカルの人気作としてロングラン、韓国ミュージカル大賞を受賞するなど注目されてきたという経緯があるのです。この作品で演出家として名を上げたのが、まさに「フランケンシュタイン」を創作したワン・ヨンボム作家。「フランケンシュタイン」が注目されたとき、イ・ソンジュン音楽監督との対談では「最後にもう1作品して、(芝居を)やめよう」という思いで創作し、この作品がヒットしたがゆえに「ハムレット」の仕事が舞い込んだ、というエピソードを紹介されておりました。まさに本作は、韓国創作ミュージカルのヒットメーカーの一人をミュージカル界につなぎとめた作品だったのです。
ワン・ヨンボム作家の思い入れ深いであろう本作品。チェ・ウヒョクさんの活躍も楽しみですね!