韓国ミュージカル☆ライフ

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リュ・ジョンハン先生が出る人から作る人に-「シラノ」と「ディアボロス(Devil's Advocate)」が2017年上演!

われらがリュ・ジョンハン先生がミュージカルに出る人からつくる人に転身する?というニュースが発表されましたね。2017年はデビュー20周年記念ということで、それを期に、ということらしいのですが。何を演じるか、ではなく、つ、ついに作るんですか!という展開。「初演専門俳優」という異名を持つほどに、韓国で初演されるミュージカルにはかかせないリュ・ジョンハン先生が、役を作り上げるどころか、作品全部をつくっちゃうよ!という。その作品選択がとっても気になるところです。

で、既に作品名があがっておりまして。一つはライセンスミュージカルの「シラノ」。そして、も一つは創作ミュージカルになるようで。元ネタはアンドリュー・ネイダーマンによる小説『悪魔の弁護人』。この小説は、キアヌ・リーブスアル・パチーノ主演で『ディアボロス/悪魔の扉』という映画にもなっております。とういか、いきなり二つもつくるんですか。

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(『ディアボロス/悪魔の扉』DVDジャケット)

で、『悪魔の弁護人』の創作ミュージカル制作にあたっては、ウエスト・エンドの作曲家たちをはじめとする海外の制作者たちが参加するらしい。なんでも、3年前から準備に入り、すでにいくつかの曲もできた状態とか(早いのか遅いのか・・)。この作品は、来年の12月の上演予定を目指すそうです。

また、「シラノ」は2009年に初演され、日本とスペインでも上演された作品で、韓国のミュージカルファンたちが大好きなワイルドホーン版のミュージカル。こちらは来年7月開幕予定だそうなのですが。もともと、ワイルドホーンは、シラノをリュ・ジョンハン先生にタイトルロールでやってほしいな!と思っていたらしく。先生はこの作品の台本と楽曲を見ているうちに、出るだけでなく作りたい、と意欲を見せられたようです。というか、プロデュースだけじゃなく、主役もやっちゃうんですか、先生。うれしいけどさ。

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(にこやかにほほ笑むジョンハン先生)

また、「プロデューサーとして華やかなデビューを果たしたいというより、これまで一緒にやってきたスタッフや俳優たちと意気投合してあたたかな、楽しい舞台を作りたいんだ」というようなことをおっしゃっていますので。リュ・ライン、あるいは私生活追っかけ(사생팬)とさえ呼ばれる先生の仲良しミュージカル俳優さんたちもこれに合流する可能性は大なのかなーと、思ってみたりもして。

ともあれ、今後の展開が気になるニュースなのでありました。

 

(参考にした主なニュースソースは以下)

뮤지컬 프로듀서 변신한 류정한 "따뜻하고 즐거운 무대 만들겠다":: 공감언론 뉴시스통신사 ::