2017年この秋おススメの韓国ミュージカル3選-ソウル旅行ついでに観劇はいかが?

9月の三連休はあいにくの台風となりましたが、まだまだ秋分の日も体育の日もございます。諸々不透明要素はあれど、お休みを利用して韓国・ソウル旅行を計画されている方も少なくないのでは。ソウルにはインスタ映えするカフェがごろごろ・壁画町おこしの路地がもりもりございますので、おしゃれスポットめぐりなど楽しみはつきないところではございますが。

そこに一つ、ミュージカル鑑賞&作品フォトゾーンでの撮影などを加えられてはいかがか。というわけで、この秋おススメの韓国上演中ミュージカル作品を考えてみました!ただし、10月3日から5日は韓国における国民的一大イベント、中秋(チュソク)連休にはいりますのでご注意を。(※一部商業施設や飲食店ではお休みをとる場合があります。また、ミュージカル公演も通常公演のない月曜に公演があり、ほかの曜日にないなどの変則技も)。

おススメその1.ミュージカル「シラノ」

2017年10月8日まで、LGアートセンター(2号線駅三(ヨクサム)駅すぐ)

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韓国ミュージカルを見たことがない人にも、韓国語がほとんどわからないという方にさえもお勧めしたいのが本作品(韓国ミュージカルファンにはいわずもがな)。韓国語が全く分からないのに見てもねぇ・・とおっしゃる向きには、本公演のプロデューサーをもつとめられたリュ・ジョンハン俳優のファンクラブで詳細あらすじ解説が公開(?)されておりますので、そちらを参照いただければと。これを読んでいけば(あるいは、あとで読めば)、あのシーンはなぜあんなふうになっていたのかな?という謎も解けると思われます。

ryujunghan.jp

とはいえ、このあらすじがわからなくても、おそらく十分に心揺さぶられる体験はできるはず。シラノには韓国ミュージカルの魅力がこれでもか、と、つまっているのです。まず韓国ミュージカルは歌ってナンボ、その声の肌理がキャラクターの感情となって観客に響いてまいります。本作品は韓国で非常に多く上演され、愛されているフランク・ワイルドホーンが音楽を手掛けているのですが。エモーショナルなその音楽は、韓国の俳優さんたちの声の力を余すところなく引き出します。

さらに、韓国ミュージカル初心者の方には、韓国ミュージカル界の宝、ホン・グァンホさんのシラノでぜひ見ていただきたいところ(シラノはトリプルキャスト)。迫力のあるシーンの感動だけではなく、甘く切ない旋律が柔らかな声とともに胸にしみわたり、みなさまの涙腺をだだもれにすること間違いなし。

おススメその2.ミュージカル「西便制(ソピョンジェ)」

2017年11月5日まで、BBCHシアター(3号線狎鴎亭駅)

せっかく韓国にきたんだから、南山の韓屋村のあたりにあるコリアハウスに行ってパンソリとか見てみたい。と、韓国の伝統芸能に興味のあるあなた。もちろんガッツリと伝統舞踊とパンソリを楽しんでいただくのもよいのですが。歌舞伎をいきなり初心者が解説音声なしで見るのがそれなりに大変なように、いきなりぶっつけパンソリも厳しいものがある。ちなみにわたしは最後まで聞けたことがございません。でもせっかく韓国に・・(以下略)、そんなあなたにおススメしたいのが、ミュージカル「西便制」なのでございます。

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このミュージカルは、イム・グォンテク監督の「風の丘を越えて西便制」として日本でも公開された映画が原作。物語が気になる人は、あらかじめ映画で予習していくことも可能です。

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とはいえ、そんなにややこしい話ではございません。パンソリの芸の道をきわめるために娘に試練を与える父、そんな封建的な芸の追求、古い音楽にいやけが差し、そこから抜け出して近代的な音楽を求める息子の物語。さらに言うなら、映画よりも芸の道を究める熾烈さパートがやわらぎ、芸が切り結ぶ可能性が強く歌われるようになったこのミュージカル作品。ずいぶんマイルドで見やすいはず。彼らの葛藤の中に韓国の伝統的な旋律と西洋の旋律がまじりあうところが、本作品の聴きどころとなっております。

また、パンソリの唱者がその芸の道を究めるお話でありますので、随所にパンソリや韓国的な旋律がちりばめられている。しかも、パンソリを歌う主人公を務める俳優さんには、国楽を学んだ経験を持つ人もいて、コリアハウスに引けを取らない正当な伝統度数をたたき出しているのです。ピンク感あふれる入口ホールのデザインは、どこをとってもSNS映えする写真スポットになっておりますよ。

おススメその3.ミュージカル「レベッカ

2017年11月12日まで、ブルースクエア・ミュージカルホール(6号線漢江鎮(ハンガンジン)駅)直結。

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さてさて、おススメ3。ミュージカル「レベッカ」はいかがでしょうか。日本でミュージカルをたくさん御覧になっているけれど、韓国では見たことないわ、とおっしゃる方に、この演目をおススメしたい。正直、ミュージカル「ベンハー」と迷ったのですが(こちらもとってもおススメです。映画ベンハーで予習可能)。

豪華絢爛な実力派韓国女性ミュージカル俳優さんたちが、軒並みダンバース夫人にキャスティングされている本作品。マキシム役も実力派ぞろい。韓国テレビドラマでもおなじみのソン・チャンウィさん(女を泣かせて、大風水などなどに出演)や、オム・ギジュンさん(被告人、ザ・ウィルス、ファントムなど)が。さらに今年はジャンバルジャン役者、チョン・ソンファさんも合流中。もう誰の回でもはずれなしなおススメ演目です。

韓国ミュージカルはついつい男性俳優さんに注目が集まってしまいがちですが(魅力的な俳優さんがたくさんいらっしゃるので!)、女性俳優さんたちの実力、魅力が半端ないのも事実。しかも、したたかで迫力ある(ちょっとワルな)熟女を演じるのがうまかったりするのです。ミュージカル「レベッカ」は、そんな女性俳優さんたちの力が劇場を支配する、素敵な作品。その迫力に酔いしれましょう!

 

見たい演目はお決まりでしょうか?ーーチケットはどうやって予約するの?と思われた方は、日本語でチケット予約、当日劇場でチケット受け取り可能な予約サイト、インターパークグローバルを利用されてはいかがでしょう?

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 予約するほどでも・・と思われた方は、ふらっと当日券狙いも可能(残席があるかどうか、インターパークグローバルである程度めぼしをつけておきましょう)。当日券は開演の1時間前から、劇場チケット引き換えブースで販売されます。それではよい旅・よい観劇を!