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ミュージカル「ブラックメリーポピンズ」みてきたよ-語り部がヘルマンな新バージョン

ブラックメリーポピンズ

みなさまご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか。気づけば11月も後半戦。あっというまに年末を迎えそうな勢いです。今回取り上げるのはずいぶん前に見て来たこの作品!韓国の創作ミュージカル「ブラックメリーポピンズ」でございます。2016年10月14日~2017年1月15日までの期間、大学路TOM1館にて再演中。2012年に初演され、2013年、2014年と再演された人気作。二年ぶりの上演となった今回は、これまで物語の語り手を務めた人物がハンスから、ヘルマンにバトンタッチするという改訂版とあいなりました。見て来たキャストはこちら!

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ハンス:イ・ギョンス

ヘルマン:カン・ヨンソク

アンナ:イ・ジス

ヨナス:パク・ジョンウォン

メリー:チョン・ヘソン

※並び的にはお兄ちゃん(ハンス)からなのね。

さて、本作品は2014年に東宝とライセンス契約をむすび、日本でも上演、2016年には再演されてもおります。日本版をみたよ!という方も多いのでは。見逃したかたもご安心を?日本版のみDVDが発売されております。ぜひ韓国版もDVDとまで言わないから、CDくらい出してほしい。このお話のおおよそのあらすじに関しては、日本版のレポート時に少しまとめておりますのでご参考ください。

pokos.hatenablog.com

ちなみに、韓国版のストーリーは日本版とはやや異なっておりまして(をい)、暗めというかメリーの怪しげ度がもう少し高いかんじで描かれております。

今回は次男坊のヘルマンが語り部となっているのですが、基本的に出てくるエピソードは同一。これまでのストーリーで描かれなかった部分を描くような展開ではなく、まさにこれまでの物語がヘルマン視点で語られる、というものです。おなじみのへんてこりんな動き(これら彼らの不安定さや夢かうつつかがあいまいな物語の雰囲気を倍増させてくれるのです)も健在で、あっという間の100分1幕ノンストップ。

とはいえ、そもそもハンスが語り手となってスタートした本作品。ハンスの行動によって物語が動いていくポイントがいくつかあります。つまり、ヘルマンが語るだけでは物語が説明できない・・という部分がのこってしまうのです。そのためなのか、ヘルマンが語ることの意味がややそがれる感がどうしても残ってしまいました。むむ、残念!

ちなみに、本作の台本から作曲、演出まですべてをこなすソン・ユミさんは、ハンス、ヘルマンに続きヨナスバージョンも作りたいとおっしゃっているようですが、なぜかアンナは気が進まないとも発言。むしろアンナ版は公演ではなく体験型の何かをマニア向けに行いたい・・とおっしゃっているそうな。アンナ視点の体験モノって、むしろ公演以上に恐ろしそうなんですけど。