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小ネタ-ミュージカル「ロッキー」公演中止報道記事を読む

韓国の文化・社会

2016年10月29日からディーキューブアートセンターでライセンスアジア初演となる予定だったミュージカル、「ロッキー」の公演が中止されました。開幕1日前の中止決定で(まあ、当日よりはなんぼかましとはいえ・・)、衝撃は小さくない。週末に渡韓を予定されていたかたもいらっしゃるやもしれません。

ポスター画像

(ロッキーのように立ち上がってほしかった・・)。

この出来事に関して、さっそくいくつかのネット新聞記事がかかれております。ネット新聞の老舗「オーマイニュース」の記事が胸を打ちました。2016年10月28日記事「ミュージカル「ロッキー」中止。被害者は多いが責任は誰が?」では、スタッフや俳優さんたちの準備や努力が無駄になってしまうこと、それを彼らがどう受け止めているかについて言及しています。

star.ohmynews.com

記事では、出演俳優さんたちがインスタグラムをはじめとしたSNSにアップした複雑なコメントを紹介しつつ、彼らが自分にもっと力があれば、と悔しい想いをしている様子をつたえています。ハン・ギュウォンさんが「舞台につけたマスキングテープをはがしながら涙を流した」とうエピソードなど、こちらが泣けてくる・・。確かに彼らは、製作会社の資金繰り問題が大きいにせよ、「もっと自分がお客さんを呼べたら」と思わずにはいられない立場。この舞台のために裂いた練習時間を思えば、自分たちも被害者なのですが、その分の補償をもらえば済むのかと言えばそうでもない複雑な位置なわけで。

オーマイニュース」では、社会派(進歩派?)なスタンスに基づく記事らしく、国内ミュージカル界の構造的問題(借金を次の公演に持ち越してその収益でそれを回収しようとするシステム、スタッフに無理を強いる構造)を指摘しつつ「売り上げ不振」を1作品に還元してしまうことを懸念・批判しています。確かに、俳優さんたちが人気がなくてこのミュージカルが失敗したのだ、とは思いたくないものです。まだ、見ることさえできなかった作品なのですから。