小ネタ-ミュージカル「あしながおじさんDaddy Long Legs The Musical」の余韻にひたってマンガ「Dddy Long Legs」勝田文を読んでみた
ミュージカル「あしながおじさんDaddy Long Legs The Musical」は2016年10月3日まで、デミョン文化工場にて上演中でございますが。その余韻に浸りたい方(というか私?)におススメしたいマンガがこちら。 勝田文先生の「Daddy Long Legs」でございます。
Daddy Long Legs (クイーンズコミックスDIGITAL)
- 作者: 勝田文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: Kindle版
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本作品では舞台は日本に変換されておりまして。時代は大正から昭和初期くらいのイメージでしょうか。 ジルーシャならぬ井出樹ちゃんが、後見人になってくれたあしながおじさんにせっせと手紙を書くという設定。ストーリーは「あしながおじさん」にきっちり準拠しつつも、女学校に入れてもらった彼女が知らない「同級生たちの常識」が日本文学の知識に置き換えられていたりして、ローカル変換がたのしめます。
マンガでもジャービス坊ちゃま(辺見千博というキャラクターになっています)の視点が描かれていくのですが。ミュージカルと見比べると面白いのが「ジャービスはいつからジルーシャのことが気になりだしたか問題」。
ミュージカル「あしながおじさん」では、相当初期からメロメロじゃないか!という状態でした。しかしこちら、「Daddy-」の千博はややスロー。むしろ自分の気持ちに気づくのに時間がかかる。彼が静かに彼女にひかれていく様子が描かれます。ドキドキする二人に心を持っていかれるのがミュージカル版だとすれば、ほんわか淡々と進んでいく時間のなか惹かれる心が育っていく様子を楽しめるのがこのマンガ。こちらも胸キュンまちがいなし!
みなさまはどちらの胸キュン速度がおこのみでしょうか?