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韓国のデパートでカキ氷を食べよう!-BBCホールに行く前には現代百貨店の「ミルタップ(밀탑)」

夏だ、かき氷だ!ということで、今回取り上げるのは韓国有名百貨店の注目カキ氷。韓国ミュージカルからどんどん離れつつあるようにもみえますが・・。夏の観劇旅のおともと言えば「パッピンス(あずきカキ氷)」!ということで、無理にねじ込む。

かつては巨大なハチにガリガリした氷が押し込まれ、缶詰のフルーツとお餅、さらには大量のアンコとバニラアイスにチョコソース、というような「全部のっけてみました!」的パッピンスが一大勢力であった韓国。大勢でぐるぐるかき回して液状化させて食すというのが正しい作法でございました。しかしいつしかそれらは洗練され、「昔風パッピンス」(さらさらの氷、アンコ、牛乳をかけたり、隠し味にジャムがはいったり程度のトッピング。たまにきな粉がかかる)というジャンルが勃興したかと思うと、あっというまにそれが「現代」を代表するものへと変貌を遂げました。もちろん、「全部のせ!」の進化形態も存在するのですが、それはまた別の話。ということで、今回はこの「昔風パッピンス」系のカキ氷を出す、百貨店のパッピンス店を紹介したいと思います(シリーズ?)。

百貨店カキ氷の帝王「ミルタップ밀탑MEAL TOP」

さて、ソウル3大カキ氷の1つにも数えられる(諸説あります)、現代百貨店狎鴎亭店の5階に位置する「ミルタップ」。クァンリムアートセンターBBCホールの道すがらに存在します。

パッピンス(あずきカキ氷)なのに「ミルクピンス」(8000ウオン、2016年現在)というのが粋(?)。パッピンスくださいと注文しようものなら「ミルクピンスですね」と返される。メニューには「タンパッチュク(善哉)」もあり、あずきの味への自信があらわれております。でも「パッ」には触れず「ミルクピンス」なのでございます(なぜだ)。緑茶味やフルーツのせもあるのですが、やはりここで選びたいのは「ミルクピンス」でございましょう。

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(ミルクピンス:お椀サイズで、上に載っているのはモチモチのお餅。ミルクと練乳がかかったさらさらな氷がアンコの下にひろがります。お餅とアンコはおかわり可能!)

この「ミルタップ」1985年開業という、韓国においてはそれなりの老舗で、昔からオイシイかき氷を食べたいというと韓国の人がつれていってくれるのはここ、というようなお店。あっさりとしたアンコと優しい甘みのミルク氷はベストマッチ。お餅のもちもち感もアクセントになっています。ほろりと崩れる氷はまさにカキ氷!という風情なのです。

このお店、日本にデザインの勉強にいったオーナーが、ケーキだのパフェだのを食べまくった結果(勉強は?)、帰国後「フルーツカルラ」をオープン。しかしこれはいまいちと見切りをつけ、数か月後には「カキ氷専門店ミルタップ」に変身させたのが始まり。カキ氷機は日本製を採用し、さらさらにこだわったのだとか。原材料も厳選されており、あずき以外の材料は当日使い切りを信念としているのだそう。

カキ氷戦争で生き残れるか?

とはいえ、近年は大手カフェチェーンのカキ氷をはじめ、カキ氷専門のチェーン店も数多く登場。そのため、ミルタップの売り上げもここ数年減少気味(とはいえ年間100億ウオン台)なのだそうです。現在国内のカキ氷市場は1500億ウオン規模らしいのですが、2013年設立のソルビン(雪氷)がこれをけん引。国内だけでも480以上の店舗が展開されている状況で猛攻が続いている。こうした新興勢力に対抗すべく、ミルタップもあらたなメニュー(最近、紅参味なども出てました・・)を開発。現代百貨店系のお店に支店を増やすなどの努力もしている。お店ならではの味を楽しみに来るお客と、目新しさのバランスが問われています。

日本ほどに「変わらないこと」「同じであること」が重要視されないのが韓国社会。はたして、「懐かしい味」を守るという行為が、どれくらい価値を認められ続けるのか?かなり気になるとことでもある。

とはいえ、ミルタップの創業者でもあるキム・ギョンイ社長は狎鴎亭にビルを持ってるらしく。カキ氷御殿であっても、こっちは水に帰すことはなさそうですね!

 

売上等参考にした記事はこちら(スカイデイリー2016年4月28日記事キムギョンイ32年。素朴なパッピンス神話「50億の建物の所有者」

 

場所の詳細はこちら

www.konest.com