韓国ミュージカル☆ライフ

韓国ミュージカルを楽しみつくすブログ

演劇「Q」のフェイスブックにアクセス!-ストリーミング放送でキム・スンデさんに会おう※視聴後感想追記あり

みなさま今週末はいかがお過ごしの予定でございましょうか。ソウルにいきたいけれどいけない。そんな人々(というか私)に朗報です!キム・スンデさんも出演されている演劇「Q」のストリーミング放送が今週末2回も実施されることとあいなりました。6月にも実施されたこの企画。気づいた時にはすでに終了しておりました・・が。今回こそは!と思っておられる方もいらっしゃるのでは。

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(演劇Qのストリーミング放送生中継が再び!7月1日(金)8時、7月2日(土)3時公演、演劇Qの公式フェイスブックライブを通じて放送されます。とのこと)

公式フェイスブックページは以下。

https://www.facebook.com/everybodywantshimdead

7月1日と2日の配役は・・

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1日がキム・ギムさん、キム・スンデさん、チョ・フンさん、パク・ヒョンジュさん

2日がイ・ジュニョクさん、イム・チョルスさん、チョ・フンさん、キム・イサクさん

となっておる様子です。

 

ワタクシも明日、無事仕事が終われば見ることができる・・はず。その後、このページも更新していきたいと思います!

 

※7月1日追記

・・・というわけで、開始数分後から無事視聴できました!ただ、回線の安定度のためなのか、大画面表示にすると画面や音声が切れてしまうという問題も発生。また、1時間くらいで一度切れてしまうという問題もありました。一応FB上では、途切れてしまうのが仕様なんだけど、物語進行上はあまり関係ないから安心してね!と書いてありましたが、緊張感が一瞬途切れてしまうのがもったいない。

ちなみに、物語はダウナー系の心理サスペンスというか、ホラー?な演劇でした。劇場でみたらさぞや気分悪そう(ほめ言葉です!)。ぜひ見たかった!明日もあるので、簡単にストーリーのさわりをまとめておきますと・・。

登場人物は、児童誘拐・殺人犯のシンペイ(国籍不明の男)、彼を直接検事に取り調べさせ、その様子をリアリティショーとしてTV放送を企画するPD、その話にのって人気を得ようとする検事、PDに金を積まれ、シンペイを「提供」する刑務所長の4人。しかし、リアリティショーが始まるや否や、刑務所長の娘がシンペイの仲間に誘拐されていることが判明。TV放送でシンペイが指示すれば、娘の命はないと脅されます。また、PDも単に視聴率の高い番組を撮影して利益を得ようというだけではない、何かが裏にある様子。それぞれの思惑と欲望が渦巻く中、放送が進んでいく――。というお話。

劇場の舞台にはテレビモニターがたくさん設置されているようだったので、これで「放送中の映像」をみつつ、その舞台裏が舞台上に展開されるというお芝居な様子。現場でこれを見るのと、画面でみるという経験は大きく異なるだろうと思われます。見比べたらなおオイシイ系ではなかろうか。でも、今週末が千秋楽だそうで。罪作りな放送ですな!フェイスブックライブでは、書き込みから視聴者のコメントも読めるのですが、多くの人が千秋楽が目の前であることを嘆いておられました。しかも今日がキム・スンデさんのマッコン(千秋楽)ですからね・・。

明日ももう一回放映予定。見逃した方も、ぜひチェックしてみてください。

 

※7月2日追記

今回は途切れることなく視聴できました!

昼間に見るとまた雰囲気がかわるなーというのが第一の感想。夜見るのはツライ、ストーリーと言えましょう。心理サスペンスとしてみたとき、もう少し細かく仕込みをしてほしいなあ、とおもったのも事実。なぜそう展開するのか?いまいち腑に落ちない部分ものこりました。が、検察・警察・メディアという制度が、いかに感情の暴力を動員しながら世論における「正義」を作りだしてしまうのか。そして、誰もが「当事者」としてふるまえず、自己の利害を追求した結果、暴力の体現者であり「感情をコントロールできない」凶悪犯(シンペイ)と、その行動のレベルにおいて見分けがつかなくなってしまうのかが、皮肉たっぷりに表現されていたと思います。

韓国映画が好んで描いてきたような暴力の世界が、お芝居の世界に登場した!というような作品でございました。今週末ソウルに飛ぶことはできなかったけれど、演劇「Q」のおかげで、楽しめました。ああ、やっぱりお芝居って、いいですね!それでは、さよなら、さよなら、さよなら(映画リスペクトな終わり方)。