ミュージカル「モーツァルト!」に向けたキュヒョンさんインタビューが、なんだか予想以上に感動的だった・・

ミュージカル「モーツァルト!」のウオルフガングにキャスティングされた3人のうちの1人。スーパージュニアのキュヒョンさん。彼のインタビューが韓国の演劇雑誌「SCENE・PLAYBILL씬플레이빌」の6月号(2016年)に掲載されております。

韓国でミュージカル関係情報を掲載している雑誌の巨頭は、小西遼生さんの記事紹介でも言及した「THE MUSICAL」誌でございましょう。韓国のミュージカル専門はこの雑誌ただ一つ。しかし、ミュージカル以外の公演芸術に広く目配りしつつ情報を発信している雑誌がもう一つありまして。それが今回紹介する「SCENE・PLAYBILL」なのです(正確には、音楽・舞台芸術雑誌「客席」というのもありますが)。ネイバーカフェhttp://cafe.naver.com/theartparkに各種情報が掲載されてもいます。

ピンクの表紙がかわいい6月号

モーツァルト!」出演の意気込みを聞くインタビュー記事は「カバーストーリー」のコーナーに「キュヒョンの時間」というタイトルで掲載されています。

f:id:pokos:20160617160109g:plain

SCENE PLAY BILL (6월호) - 인터넷교보문고(こちらのインターネットキョボ文庫から注文できます。4500ウオン(ネット割引価格))

インタビュー記事にも掲載されていますが、キュヒョンさんのイメージは「夜にふった春の雨」なのだそうで(?)。春と雨なイメージの表紙といえましょう(もう6月なんだけど)。カバー撮影映像が公開されてもいます。

www.youtube.com

この特集記事6ページがさかれているのですが。うち、見開き1ページと2ページ分が写真という構成。この中で、キュヒョンさんの「ミュージカルへの想い」「モーツァルト!」への意気込みがまとめられていました。公演芸術専門誌という雑誌の特色もあって、ミュージカル俳優としてのキュヒョンさんがクローズアップされた記事となっております。

トキメキの出会い

このインタビューでは、キュヒョンさんがいつしか「ミュージカルスターってカッコいいな」と思い初め、「三銃士」の企画が舞い込んだ時には、なんともいえないほどジンときた、というミュージカルとの出会いから話がはじまります。自分の出ていないミュージカルも結構見に行く方なのだそうで、見ていると「ああ(舞台に)上がって自分も演じたい!」となるのだとか。そして、「自分がほかの人物になり、歌をうたい、演技をして、拍手を受ける・・と考えるだけでときめく」のだそうです。かなりはまってますね。

とはいえ、所属会社に「三銃士」のときの映像がのこっているのだそうですが、いまやそれを「みてられない!」と評価。「話にならない演技」とおっしゃてもいます。こうした発言があるのは、今の自分の演技が、その当時に比べると、ずっと成長したことを確信できてるからなのではないでしょうか。インタビューでは、自分を成長させてくれた作品一つ一つについての思い入れを語ってくれてもいます。「キャッチミー・イフユーキャン」では、ほぼ出ずっぱりの舞台で体力的にきつかった話。「あの日々(그날들 )」で演技を学ぶきっかけになったこと。「ウエルテル」では、公演ごとに「一皮むけていく」のを感じたということも。だからこそ、「モーツァルト!」をこうした経験を積んでから演じることができてよかった、とも語っていらっしゃいました。

悲劇が似合う?

あと、「あの日々」でも「ウエルテル」でも、今回の「モーツァルト!」でも死を迎えるキャラ続きということで「・・やっぱり(今回も)死ななきゃだめなんでしょうかね」というツッコミが。とはいえ、この死に向かう登場人物の心境について、ああ、ここまで来たら死ぬのかもしれないという境地を舞台上で理解できる瞬間があるのだそうで。でもそれって、キュヒョンさんがとっても台本を読み込み、役を理解しようと意識してそこまで自分を持っていくからなのだろうな、とも思えた部分でした。

また、「モーツアルトは自分と大きく違う」ともおっしゃっていて、似ている面のないキャラクターをいかに解釈していくかを考え中なのだとか。このインタビューは公演開始の1か月前くらいにおこなわれたようで「自分だけのモーツァルト」を作っていきたいとの抱負も。

ミュージカルへの想い

また、スーパージュニアとして活動する中で、あくまでもメンバーの一人である自分は、「まだ(メンバーの中では)若いから」とおもっていたら、あっという間に5年くらいたって、チームとしては成功したけど、自分だけ成し遂げたものが何もないような気分になったのだそうです。まあ、ここ、ファンならそうじゃないよ!と突っ込みたいところやもしれませんが、そう答えてるのだから仕方ない。えーっとなになに。

かつて、スケジュールの都合上、ほかのメンバーがみんな出払ってしまって、じぶんだけが宿所で一人残された時、何かがしたい、と切望したのだそう。そこで見出したものがミュージカルだったのですね。自分にとっての「これ」と思ったからこその不断の努力が、今の彼をつくっているようです。

また、チョスンウさんの稽古を見て衝撃をうけたりもしたらしい(どんな衝撃的内容であったのか、不明なのが残念)。彼のような信頼される俳優になりたいともおっしゃっています。さらに、インタビューではチョン・ドンソク王子と仲良しな様子(インタビュー前日飲みに行っていたらしいとか、「再演」をどう考えているかを議論した話)も出てきます。

このように、インタビューに真摯に答えるキュヒョンさん、彼のミュージカル愛がそこかしこにあふれてて、読んでて予想以上に感動してしまいました・・。

そして、最後の一行は、

「軍隊に行く前の最後の作品だってこと、ごぞんじでしょ?」なのも、また、ね。