ミュージカル「マタハリ」の楽曲について-この歌詞って結構怖くない??

えー、突然ですが。しつこく「マタハリ」ネタにもどってまいりました。もう千秋楽を迎えたというのにもうしわけない。作品を見ていて、この曲感動!というのとはやや方向性を異にして気になった曲がございまして。今回はこの曲を紹介してみたい。

ミュージカル「マタハリ」では、1幕中盤、アルマンが飛行機の整備場で、初フライトを迎える兵士ジャークを励ますシーンがあります。初任務を受けたばかりで、恐怖に震えるジャーク。そんな彼に、アルマンは飛行機乗りの先輩として、上官として、その意気込みを語るのです。この時歌われるのが、「If You Fall 추락할 땐」。日本語だと「墜落する時」。初任務うまくできるかな、怖いよーという人に「墜落する時」の話するか、いきなり!

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(ソン・チャンウィのアルマンは誠実そうなだけ一層コワイ)

どんな曲かといいますと

件の曲は下の映像の前半の部分で歌われています。途中からほかの飛行機乗りたちも参戦。ショーケースではオム・ギジュンさん版でした。

www.youtube.com

 舞台上では、ジャークも途中から「そ、そうかな、そうだな!」と騙され、最後は一緒に合唱しちゃったりします。君、それでいいのか!君の話をしておるのだよ。君の!と、おもわず止めたくなった。

始まりはアルマンの独唱。

「あの空に向かって飛び、任務を遂行し、飛行士の宿命のまま戦争の終わりまで。怖くなる時も、そうでないふりをしてみろよ、そんな心が消えてしまうまで。また怖くなっても、必ず覚えておけ」

と歌う。飛行士の心意気について語ろうとう始まり。この後、怖くなった時に思い出すべき勇気や希望について話すのだろうと思うではありませんか。ジャークを励ますために。よく聞いておけよ、ジャーク。なのに

「いつの日か、我らの幸運も終わる、それはいつなのかわからない」

といい始めたかと思うと、雲行きは怪しくなり、

「墜落するときは火のなかへ英雄らしく。より偉大に輝かしく、墜落するときに捧げろ、命まで全部」

とか言い出すではないですか。えええーっ。いきなり死ぬときの話ですか、少尉。墜落前提ですか。まあタイトルが「墜落する時」だからね、墜落するときの話をするなとはいいませんよ。でもだからって「英雄らしく墜落しろ」って、あなたいまから飛び立とうという人にいきなりそこ?という驚きの一曲でした。私がジャークだったら脱走するかも・・。

あくまでショーケースですからね

ちなみに、映像のオム・ギジュンさんは、このショーケースで「墜落するとき」の歌詞をまちがってうたっちゃったらしい。その件についての記事が以下に出ております。「『マタハリ』オム・ギジュン『歌詞間違った』残念さを吐露」(JTBCニュース2016年1月25日記事)。途中、ん?いまなんていったんだろ?とか、あれ、アンサンブルの人がこまってるような・・という部分があるのでそこらへんかなと。ユーチューブ映像下の書き込みでも「オム・ギジュンさんもっと練習されたほうが・・」という手厳しいものがあったりもする。

news.jtbc.joins.com

記事によると、演出のジェフ・カルフンさんは「間違ったと思わなかったよ!一週間しか練習してないんだし、本当によかったよ」とおっしゃったそうです。いい人ですな。ちなみに、舞台ではオム・ギジュンさんはきっちり仕上げてきていらしたらしく、安心して大丈夫なようですね。聞いた話なのですが。

にしても、コワイ歌詞であることに違いはない・・。