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ミュージカル「スウィーニートッド」バックステージツアーに参加してみたよ-さよならシアターBRAVA!

ミュージカル「スウィーニートッド」日本キャスト、2016年版見てまいりましたよ報告は前回させていただいた通りなのですが。今回「バックス テージツアー」付のチケットを選択してみました。舞台のセットを間近で見るチャンス(田代万里生さんと唯月ふうかさんのトーク付)!ということで、バックステージツアー報告をしてみたいと思います。

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(大阪公演会場「シアターBRAVA!」30分前の会場まで入口扉は開かないよ)

持ち運び便利設計

バックステーツアーでは、田代・唯月さんのトークの後に、ミュージカル「スウィーニートッド」の舞台に上がり、装置の間をうろううろさせていただけます。とはいえ、このセット、大阪公演の後、名古屋に旅立たねばならぬ身ですので、おさわり厳禁。人肉ミンチ機からにょろっとはみ出たミンチ肉が、ぽっきりいっちゃったりしたら大変ですからね。ちなみに、田代・唯月さんのお二人は舞台メイク・衣装そのままで登場。セットの見どころや舞台で使われている「人肉パイ」の説明をしてくださいました。お二人とも、とっても華奢!舞台での存在感の大きさにびっくりです。

さて、ロンドンの石造りの町並みを感じさせる壁は、ビニールクッション床のような素材でできており、大胆にホッチキス止めされておりました。質感はきっちり伝えつつ、移動しての公演に耐えられるようにコンパクトに解体・持ち運びができるように考えられているのだとか。壊して終わりというセットではいけないのですね。

セットもスリリング

間近でみると、それぞれのセットに結構な高さがあります。ジョアンナが閉じ込められているお部屋はとっても狭く、そして位置がかなり高い。ここでアンソニーと愛をかわすのは結構スリリングですね。お父様に迫られたらますます恐怖です。つりばし効果で愛がめばえちゃったりしそうでもある。

そして、中央のセット、二階(?)はトッドの理髪店で一階はクルクル回ってパイ屋、パイ屋の中の部屋、地下の製造工場を表すあのセットでございますが。これも二階の位置が結構高い。地下のパイ製造工場への、お肉自動配達装置と化している理髪店の椅子(これ自体にも高さがある)。ここからするっと落とされた日には、首を切られてなくても打撲であのよ行きになりそうな勢いです。2-3メートルは落下する計算ではなかろうか。このセット制作にあたっては、スタッフが何度も滑り落ち、その安全性(?)を確かめたのだそうですが。まあ、安全といってもねえ。

オケピに入りきらない23人編成

「スウィーニートッド」のオケは23人編成だそうですが、シアターBRAVAのオケピには入りきらなかったというエピソードもうかがえました。オケの一部は奈落の底に閉じ込められ、舞台中継映像をみつつ演奏されているのだとか。オケピをじっくり眺めることもできたのですが、相当狭い。三谷幸喜のミュージカル「オケピ」のオーケストラピットはいったいどんな超巨大劇場のオケピなのでしょうねえ。

BRAVA、劇場やめるんだってよ

今回、大阪公演の舞台に選ばれたのは「シアターBRAVA!」。毎日放送MBC)が所有・運営している劇場だったのですが。2016年5月31日に閉館することになっております。跡地は読売テレビの新社屋が建設予定であるとかで。また一つ、大阪から劇場が姿を消してしまうのです。2014年に閉館を決定した際には、何らかの形(別の場所)で劇場文化を維持していくつもりだ、とうことでしたが。

バックステージツアーでは、舞台から客席の眺めも堪能することができました。これまで見つめ続けてきた舞台からの眺め、BRAVAのもう一つの姿を見ることができて、よかったなーと、感無量です。

さらば、シアターBRAVAよ!