韓国ミュージカル☆ライフ

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ミュージカル「オール・シュック・アップ All Shook Up 올슉업」あらすじ‐いまから予習しておくことにした。

チェ・ウヒョク怪物君の次回作には、ミュージカル「 All Shook Up올슉업(オール・シュック・アップ)」が予定されているようですね。こうした消息を耳にすると、フランケンシュタイン・ロスも癒えてこようというものです。本作品は、2016年6月17日~8月28日まで弘育大大学路アートセンター大劇場にて上演予定。6月からは「ノートルダム・ド・パリ」も始まるし、大変、大変。うれしすぎてさあ大変でございます。

 

で、「All Shook Up 올슉업」ってどんな作品だったっけ。ということで、予習しておくことに。この作品は、エルビス・プレスリーの曲を基にして作られた「ジュークボックス・ミュージカル」。シェイクスピアの「十二夜」をベースとした物語です。韓国キャストでは2007年に初演されて以来、2009、2010、そして2014年末から2015年にかけて上演されました。演出が「フランケンシュタイン」を手掛けたワン・ヨンボンさんなんですね。

 

(2014年プレスコールの映像)

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で、どんなお話かと申しますと。

舞台は1950年代のアメリカ中西部のどこかの田舎町。くそ真面目な日常が延々と繰り広げられる街で、ヒロインナタリーは退屈していました。そこに、突然バイクに乗って登場するエルビスという男(ブロードウェイ版ではチャドなのですが、名前が変わってます)。彼がやってくることで、田舎の沈滞した空気に変化が起こってきます。恋愛偏差値高め(に見える)エルビスに恋をしたナタリー。でもエルビスは美女サンドラを好きになってしまいます。ナタリーはエルビスを振り向かせるため、男装してエドと名乗り彼に近づこうとします。エルビスに近づくためだったのに、サンドラに恋されちゃったりして。あわわなナタリー(エド)。そんなナタリーを見守り純粋に愛をささげるのはインテリのデニス。彼はシェイクスピアソネットを引用した告白の手紙をナタリーに渡したいのに渡せない。つい、サンドラにおバカと思われて相手にされていないエルビスの助けにと、その手紙をエルビスのものだと言ってサンドラに渡せ、とナタリーにあげちゃったりします。手紙を読んだサンドラは、え、まじ、エルビスってイケてるのね!、とエルビスを気に入ってしまう。哀れハートブレイクナタリー。これで終了かとおもいきや、エルビスはナタリーが男装したエドが気になりだして・・。

最後は無事、十二夜のごとく、二組のカップル誕生でめでたしめでたしとなります。

 

エルビス役はこれまでもアイドルキャスティングされることが多く、諸々話題を集めたりしておりましたが。「若い俳優たちの熱意あふれる舞台」がウリの本作。若い力押し。ウヒョク君は、まさに今の年齢にあった作品選択をした、ということなのでしょうね。ロックでコメディな本作品。超シリアス「フランケンシュタイン」とは異なるステージで、さらなる成長をみせてくれ!と期待が高まります。