韓国の文化・社会
来年(2020年1月23日~2月23日まで世宗文化会館)の再演を目前に控えたミュージカル『黎明の瞳』。初演時の感想の続きが発掘されましたので、忘れないうちに公開しておくことといたします。韓国の創作ミュージカル『黎明の瞳(여명의 눈동자)』初演は、2019…
韓国の創作ミュージカル『黎明の瞳(여명의 눈동자)』が2019年3月1日~4月14日まで、Dキューブアートセンターにて上演されました。1990年代初めにMBCが制作した同名のドラマ(全36話)をミュージカル化した本作品*1。日本植民地期から朝鮮戦争までの韓国近…
韓国の創作ミュージカル『海賊(해적)』が2019年3月10日から5月19日まで、大学路ドリームアートセンター2館にて絶賛上演中。300年前にカリブで活躍した実在の海賊たちをモチーフとする海洋冒険ロマン、とはいえ史実はほぼあってなきがごとし、息もつかせぬ2…
GWに韓国旅行をご計画中の皆さま。韓国で何を食べよう?何して遊ぼうと夢想しつつ仕事(や学業等)に励んでおられるかと存じます。そんな旅行先での選択肢の一つとして、韓国でミュージカル鑑賞タイムを持たれるのはいかがでしょうか?というわけで、おスス…
韓国陸軍が主管する、いわゆる軍ミュージカル(もちろん創作ミュージカル)『新興武官学校(신흥무관학교)』が、3・1独立運動および大韓民国臨時政府樹立100周年記念で帰ってきた!2019年2月27日~4月21日まで、狎鴎亭の光臨アートセンターBBCHホールにて…
「英国から来たMade in 朝鮮:北朝鮮グラフィックデザイン展」が2018年12月22日~2019年4月7日まで弘益大学大学路アートセンター(3展示室)にて開催中。イギリス人のニコラス・ボナー(Nicholas Bonner)氏が北朝鮮旅行の度に集めたはがきやポスター、小物…
3月にはミュージカル版「神と一緒」再演を控えた本作品。映画版を見てまいりました。2017年12月20日に封切られ、あっというまに1000万人突破。ウエブマンガ原作で映画化されるらしいという風の便りをきいてから、ずいぶんまたされたここ数年。二部作中の第一…
2017年秋に再演が予定されていたにもかかわらず、その後なんの告知も出ないことに気をもまれていたかたも多いであろう、韓国オリジナル創作ミュージカル「ゴーン・トゥモロー」。この作品の企画会社でもあり、キム・スロプロジェクトなどを手掛けてきた大学…
ミュージカル「ソピョンジェ(西便制서편제)」(2017年版)がもうすぐ開幕。2017年8月30日から11月5日まで、狎鴎亭のBBCHシアターにて上演予定の本作品。もちろん原作は超有名な1993年公開の韓国映画「西便制서편제 Sopyonje 」でございます。いやまあ正確…
アジア初演となる、ミュージカル「ナポレオン」が2017年7月13日~10月22日まで蚕室のシャーロッテシアターにて上演されております。絵画のようなポスターが期待感を高めている本作品。セットも豪華らしい。皆さまもう御覧になられましたでしょうか。 で、本…
カキ氷の夏がやってまいりました。韓国ではあらゆるカフェでピンス(氷水、かき氷の意)がお目見え中。伝統的なパッピンス(あずき氷)への回帰から一転、この数年は豪華さを誇るピンスがその美を競ってまいりました。今年のピンス戦線はどこへ行くのか。こ…
公開されてから日数もすぎ、すでに目にされた方も多いとは存じますが、備忘録的に記事にしておきたいと思います。「スリルミー」2016年版や、「私とナターシャと白いロバ」でも活躍、次回作「狂ったキス」(演劇)も気になるミュージカル俳優、イ・サンイさ…
韓国の創作ミュージカル「フランケンシュタイン」日本キャストでの公演が、ついに最終の地名古屋へ!もう千秋楽をむかえたペア・俳優さんもいらっしゃる。こうなったら、直ちに再演してくださいホリプロ/東宝さま。韓国版の再演も希望。忠武アートホールさ…
ミュージカル見たいー!ソウルいきたいー!とおもっても仕事だの仕事だの仕事だのがつまっていて旅立てないということは多々あるわけで。そんなときに心を元気にしてくれるのが、ネイバーTVキャストのミュージカル・演劇中継。もちろん景気よく毎週放送する…
韓国で定番の味付き牛乳といえばピングレが出している「バナナ味牛乳」。東大門の現代シティアウトレットでは「バナナ味牛乳」のお店が登場するなど、ブランド力十分のこの牛乳。今年のクリスマスシーズンにはこのようなスノーマンスタイルのものが棚になら…
みなさま、年末年始の観劇計画はお決まりでしょうか?現在上演中の演目には、ステキなクリスマスプレゼント、あるいはお年玉になりそうな作品がてんこ盛り。セールも見越し、クリスマス周辺から年末にかけて、韓国にミュージカル旅に出かけられるかたは多い…
2016年10月29日からディーキューブアートセンターでライセンスアジア初演となる予定だったミュージカル、「ロッキー」の公演が中止されました。開幕1日前の中止決定で(まあ、当日よりはなんぼかましとはいえ・・)、衝撃は小さくない。週末に渡韓を予定され…
この夏韓国に観劇旅行に行かれる方々は多いと存じますが。演劇・ミュージカルの上演は土日でも午後と夜。頻繁に韓国に観劇旅行に行っていると、午前中に行って帰ってこれる観光地にはほぼ行き着くし、お買い物したいものももはやなし、という最終進化形態に…
ミュージカル「マイバケットリスト」(2016)も千秋楽をむかえ、ひと月以上前に見たこの作品の感想が塩漬けされたままであったことに気づきました。ということで、ぼちぼち塩抜きをして味見してみようかと検討中。 本作「マイバケットリスト」は小劇場な2人…
ミュージカル「モーツァルト」韓国キャスト2016年版は何かと「ミユージカル外」の話題に事欠かない波乱含みの野心作。6月10日の幕開きとともにやってくれましたEMK。「なんじゃこりゃぁあぁぁぁ」と、松田優作を知らない韓国の人々も叫んだとおもわれる、斬…
ミュージカル「ニュージーズ」は、新聞売りの少年たちが主人公。新聞文化が花開き、その影響を増し続けている社会における、持つ者と持たざる者の対立を描く物語でございます。韓国のミュージカル関連記事をみておりますと、「ニュージーズ」が扱うストライ…
ミュージカル「1789バスティーユの恋人たち」が絶賛上演中、チケット売り切れ中でございます。見た後の方、見る前の方、見るあてのない方の中には「本家フランス版のDVDを見てみたいなー」とお考えの方もいらっしゃることでございましょう。しかしアマゾンを…
日本でミュージカルを見に行くと、ふとさびしくなることがあります。それは、写真を撮ることのできる場所が用意されていないから。キャスト表すら、渋く名前だけ。これを写真に収めたら、開演までもうすることは何もない。ちょっと寂しい。無意味に劇場の座…
韓国ミュージカル界の皇帝、初演専門俳優、大劇場男性ワントップ主人公専門などの異名をとるリュ・ジョンハン俳優(ペウ)。あらためて、リュ・ジョンハンさんの経歴を紹介してみたいと思います。最近韓国ミュージカルを見始めた、という方々にもぜひお勧め…
ミュージカル「スリル・ミー」は男性二人の愛と支配/被支配をめぐる物語なのですが、観客席をみると98%くらい女子。圧倒的に、女子。たぶんちょっと「(いろいろ)熟しすぎた」女子。しかし、にもかかわらず、100%にはなりえない女子率。「スリル・…
韓国の創作ミュージカル「阿娘歌(アランガ)」、土台になっているのは高麗時代に編纂された、新羅、高句麗、百済の三国時代から統一新羅までの時代を扱う歴史書『三国史記』に記載された「都彌説話(도미설화)」というお話だそうで。そもそもはどんなお話…
現在韓国ではバナナ味の食品が大流行中だそうで。春なのにイチゴではなく、バナナですか?という気がしなくもありませんが。ここでは、ハニーバター味ブームにつづく、バナナブームの現住所を追ってみたいと思います。でも某有名ワッフル屋にバナナ山盛りワ…
ミュージカル『モーツァルト!』のキャストクイズという広報戦略がなかなか斬新ですなーと思わせてくれたEMKミュージカルカンパニー。さらに、その後に起こった騒動も戦略?と思わずにいられない、この制作会社の代表の半生が韓流ドラマなみに面白い。彼の経…